ADHDやASD傾向のお子様は必要な音だけを取り出すことが難しく、感覚過敏のため音が大きく聞こええることがあり、それが集中力を阻害したり、イライラの原因になったりすることがよくあります。また、目から入る情報量が多いと、集中を妨げ、集中力の持続の観点からも悪影響を及ぼします。
そこでアップルツリーでは、これらの、問題点を解決し、お子様の本来持つ集中力を最大限に発揮できるように、療育訓練室(2室)において5つの特徴を持たせました。
1.防音機能を施した室内
窓ガラスを2重にしたり、防音機能のある壁を利用したりすることで、極力外部の環境音が集中を妨げないであろうレベルにしています。 (*完全に音がない空間も、集中できないという研究がございます。)そうすることで耳から入る刺激を軽減し、より学習・療育に集中できるように設計しております。
2.掲示物を貼らない、ものを置かない
お子様(人間)にとって、目からの情報量が圧倒的に多くなります。この情報量を極力少なくする(調整する)ことが、集中力を高め、持続させることに有効です。
目に入る情報を減らすために、学習に必要なもの以外を指導室には置かないようにしています。また、ADHD、ASD傾向のお子様は視点を持っていく場所がどこなのか分かりにくくなることがあります。そのため。室内は極力簡素な空間環境にしています。
*こうすることで個々のお子様の特性に合わせたカスタマイズすることも容易です。
3.床の色
ロビーと指導室の床の色を変えることで、これから学習・訓練するという意識をより高める効果があります。気持ちを切り替え「これから学習・訓練するんだ」という意欲が高まり非常に効果的です。
4.学習・訓練スタイル
お子様の中には、「体をグラグラさせている方が集中できる」、「寝そべっている方がやる気になる」、という方もいらっしゃいます。学習・訓練室には通常の机に加え、ローテーブルも準備しています。体幹が安定しにくいお子様もいらっしゃるので、正しい姿勢で座るということよりもよりリラックスした姿勢で集中力を高め、学習・訓練に取り組んでもらいたいと考えています。
5.広めの空間
指導室は広さに余裕を持たせています。お子様が学習・訓練の途中でリラックスのために軽い運動ができるくらいの余裕のある広さにしています。
【児童指導員】
大阪外国語大学(現大阪大学)国際文化学科卒業
高校・中学校教員免許(英語)
大手英会話学校にて、英会話講師・講師の採用、研修等の経験あり。
実用英語検定準1級
韓国語検定2級
●メッセージ●
自分の娘が3歳のときに自閉症スペクトラム障害と診断され、発達障害を持つ子ども達への支援の大事さを実感するようになりました。発達障害や、支援について深く学んでいく中で、自分の娘に対する接し方次第でその子の可能性を大きく広げられるということを身を持って経験しました。アップルツリーは、一人ひとりに合った学習プランを立て、小さな「できる」を積み重ねていってほしいと考えています。その中でお子様の自己肯定感を高め、社会に出ても自分の夢に向かって諦めることなく可能な範囲で自立して生きていける子ども達を増やしたいというのが私達の願いです。
●趣味●
阿波踊り(しの笛)、フルーツカッティング、金継ぎ、英語・韓国語の勉強、映画鑑賞、読書、ピアノ
住所
〒640-8482
和歌山県和歌山市六十谷1041-1 グランメール六十谷Ⅱ 2階西
(お弁当の木の実やさんの二階です)
右側の扉より二階へお上がりください